授乳中のバストアップ方法。今は予防と維持を考えるべきである
2018/02/20
「女性は授乳後に胸が垂れる。そして小さくしぼむ」
どんな不吉な都市伝説だよって話ですが、これおおむね合っている話でもあります。
ご多分にもれず、私自身も卒乳後に胸は衝撃をうけるほどに貧相なものになりました。
≫≫授乳後・卒乳後の胸はどう変わる?私はこう変わったっていうリアルな経験談
それから「バストアップ」を学び始めるんですが、授乳中「こうしとけばよかったのになぁ」と思うことも多々。
授乳中に何もしなかったがゆえにミジメな思いをしている私から、授乳中のあなたへ。
実は授乳中に「どうするか?」によって、卒乳後の仕上がりは大きく変わります。
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目次
授乳中のバストケアはどうする?ブラとクリーム、これをあなどってはいけない
さて、さきほども紹介している記事の中に「授乳後の胸はどうなるか?」については詳しく書いてます。
かいつまんでみると、
・乳腺がおとろえるので、胸の肉そのもののボリューム低下→小さくなる
・肉が減り、余った皮が重力に負ける→垂れる
加えて、授乳中というのはクーパー靭帯と呼ばれる胸を支えるヒモのようなものが切れやすくなります。
伸び切ったゴム、あるいは切れたゴムで支えなきゃってことになるんですね。
胸側からしてみると
┐(´д`)┌「そんなのできるわけねぇじゃん!こちとら体力の限界だよ!」
となるわけですね。
この現象はおそらく女性の多くに見られることなんですが、「妊娠で胸が大きくならなかった」という方は少し違うかもしれません。
「皮が余る」ということになりにくいと思うので、垂れにくいかもしれません。
でですね。
「乳腺がおとろえてボリュームが小さくなる」ということに関しては、ある程度しかたないと思います。
だって授乳という乳腺の目的を、もう完遂させたわけなので、乳腺的には「役割終わり!」です。
ボリュームに関しては、卒乳後にマッサージなりサプリなり、自分の求める方法で取り戻していけばいいのかなと思います。
ナイトブラなど、寄せて固定する機能が高いものを使っていくのも効果的です。
では、授乳中にどんなふうに胸に対処していけばいいのか?
胸を支える機能があるブラジャーは必須である。クーパー靭帯を傷つけない
前述しましたが、クーパー靭帯。
この図でいう、薄紫の線がクーパー靭帯です。
乳腺と大胸筋をつないでいて、胸を支えている部分です。
≫≫産後のクーパー靭帯が垂れ下がりの原因に?胸を復活させるために考える
これはゴムをイメージすると分かりやすいんですが、引っ張りすぎると伸びます。
垂れすぎると、これまた伸びます。上下に揺らしすぎても伸びます。
んで、「伸びます伸びます!」が続くと、切れてしまうんですね。
「キレてないですよ!」と長州小力さんに連呼してもらったとしても、それでも切れます。
クーパー靭帯の困ったところは、切れてしまうと修復が難しいというところ。
だから私たちは、「伸びないように」「切れないように」クーパーさんと向き合わなくちゃなんですね。
一方で、授乳中というのはクーパー靭帯が傷つく場面が非常に多いです。
・出産にともない、胸のサイズが急激にあがってクーパーへの負荷が増える
・子どもに信じられない力でグイッと引っ張られる(授乳中のアレ)
・一番たいへんな子育て中がゆえに、バストケアはおざなりになりがち
いくつかの原因が積み重なって、クーパー靭帯が切れやすく伸びやすい状況です。
支える機能を持ったブラをつける
授乳中は、ブラトップをヘビロテしている方も多いかと思います。
楽ですしね、ヒョイッと授乳ができちゃいますしね。
私も第一子の授乳中から第二子の卒乳まで、約6年ほど愛用しておりました。楽すぎて。
ただ楽ちんさの反面、ブラトップには「胸を支える」という機能はついていません。
構造を考えるとすぐに分かりますが、あれは胸にかぶせてるだけですから。
≫≫ブラトップでも胸は垂れない?そんなの嘘!「楽」が理由なら他のブラを選ぼう
授乳中はあまりキツイものをつけたくないですし、締め付けられるのも嫌なもの。
ですが、授乳後の胸のことを考えるのであれば、胸を固定する機能があるもののほうがいいかと思います。
例えばこういうの。
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実際に私が授乳中につけたわけではないので使用感までは分かりかねますが、
・アンダーゴムが幅広なもの
・脇のほうにも生地があるもの
店舗に行ける余裕があれば実際に着用していたほうがいいですし、そうでないなら画面上で確認を。
脇に生地がない場合は、脇からピョコッと肉が飛び出ちゃうんですね。
そうするとその肉はいつのまにか、背中のほうまで逃げてしまいます。
アンダーゴムは、もちろん「支える機能強化」のために。
締め付けの強さまでは販売ページでは分からないけど、幅広を選ぶとリスクが減る気がします。
キレイな胸で卒乳するためにクリームは必須!保湿を行おう
これは私が「やっときゃ良かった」の代表的なやつです。
きちんとしている方も多いと思いますが、私まるでつけてなかったんですよね。
クリームを胸につけて保湿することの何がいいかって、肌が柔らかくなることです。
というのもですね。
授乳が終わって胸の肉がごっそりなくなってしまうと、皮膚が余ります。
その皮膚は多くの場合、シワシワになるんですね。おばあちゃんのおっぱいの典型例です。
脂肪割れのひどいやつを想像していただくと、大きな差はないかなと思います。
個人的に、あの「シワシワしょぼしょぼ」な胸の皮は、皮膚の伸縮性が失われているからだと思うんですよ。
いや、本当はどうかわからないですけどね。
カピカピな皮膚って、伸びたまま固まってしまうイメージじゃないですか。
柔らかいと、それなりに伸び縮みしてくれそうじゃないですか。
私は搾乳とかでガンガン胸の皮膚を傷つけてましたしね、しょぼしょぼ皮膚です。
この状態をできるだけ避ける方法が、保湿だと思います。
ただでさえ、妊娠中は乾燥がちになるし、授乳中は自分の時間がもてない時期。
風呂上がりに子どものスキンケアをするついでに、自分の胸にもクリームを。
バストケアクリームよりも一般的な保湿クリームを
授乳中の胸への保湿クリームは、いわゆる「バストケアクリーム」よりも一般的なクリームがいいかなと思います。
というのも、バストケアクリームにはバストアップのための成分が配合されてるからです。
中には、女性ホルモンに似た効能をもつ成分もあり。
≫≫プエラリアが怖い理由を列挙する。効果はあってもしたくないって副作用の話
サプリではなく、クリームは皮膚に塗るものなので、影響は小さいとはいえども。
≫≫プエラリアは皮膚から吸収されるのか?バストアップクリームについての個人的な考察
何がどうなって子どもの口に入ってしまうか分からないので、やめといたほうが無難です。
ベビーオイルやベビーローションのような、子どもに使うもののほうが安心だし楽チン。
皮膚科に行って赤ちゃんがいる旨を伝えたら、口に入っても害にならないものを処方してくれるかも。
授乳中は「よりキレイに」よりも予防と維持を!勝負は授乳が終わったときである
例えばバストマッサージとか、乳腺を刺激するものは一般的にバストアップの方法としてありますが、
「授乳中である」と考えると、あんまりおすすめはしないかなと思っちゃうんですよね。
私は母乳が多いタイプだったので特に、マッサージなんてしようものなら乳腺炎になっちゃう。
マッサージの途中で、ピューッと母乳が出ちゃうのも、気分が良いものではないですしね。
授乳中は「今よりもっとキレイな胸にする!」というよりも、予防と維持を心がけるべきです。
授乳が終わったときに、いかに垂れさせないか。いかにシワシワにさせないか。
負担が大きすぎると続けられないですしね。
ブラとクリームくらいが、シンプルで効果的なんじゃないかと思います。
てか、私の授乳時代を思い起こすと、ブラとクリーム以外はできる気がしない。
子どもの手のかかりようによっても違うし、助けてくれる人の多さによっても違う。
自分が無理をしなくても続けていけそうなものを、とりあえず毎日やってみるという。
もしダメでも、バストアップは授乳後でも遅くないですし。
気楽にできることからっていうのが、授乳中ママにはちょうどいいかなと思います。